最近、特に夜空の星に興味のある人の間では話題になっている事ですが、オリオン座の左の上の大きな星のペテルギウスの見え方が急激に弱くなっているのです。
元々ペテルギウスは変光星と呼ばれて時々暗くなったりしていたのですが、どうやら最近の見え方の変化はペテルギウスの寿命が近づいていると考えられるそうです。
ペテルギウスの現在の年齢は850万歳なのですが、ペテルギウスの様な赤色巨星と呼ばれる大きな星は長生きは出来ない傾向で、850万歳と言うと地球よりもはるかにフレッシュな印象を持つかもしれませんが、ペテルギウス的にはもうお爺さんかお婆さんと言った状態らしいのです。
では、このペテルギウスが今後どうなってしまうのか?と言うと、超新星爆発を起こす事が濃厚だと言われています。
その超新星爆発はいつ来るのか?明日来るのか来年来るのか10年後なのかは分かりませんが、もし来た場合は月よりも明るい星が昼間でも見える様になるそうです。
爆発した瞬間は数週間夜が明るく照らされる日々が続いたりするそうなので、相当なエネルギーが地球上に降り注ぐ可能性も出て来るでしょう。
因みにペテルギウスまでの距離はたった700光年しか離れていないので(かなり近い方)、地球になんらかの影響がある可能性は高いと考えられていますが実際にはどんな影響が起こるのかは、超新星爆発を体験しないと分からない様です。
とは言え、巨星が起こす超新星爆発はかなりの規模の天体ショーになる事は明確なので、出来れば生きているうちに見てみたい願望が募ります。