その昔は冬休みと言うと、雪が積もって寒い地域だと結構長いとか、沖縄の様に年中夏にみたいな地域だと短いなど季節感によって長さが違っていたのです。
所が近年は、豪雪で極寒な地域だった所でもそんなに雪が降らなくなって気温もちょっと寒いかな?程度にまで上がって温暖化を実感する様になった所為なのか、日本全国津々浦々の義務教育の小中学校では、冬休みの長さが統一されている様ば状態になっているのです。
今季の冬の冬休みはとりあえず、10日間しか無い地域があったら多分その地域は、その年学力レベルがあまり高くなかった可能性があります。
義務教育の夏休みや冬休みの長さを決定しているのは実は、各地域の平均学力が日本の47都道府県中で上位に居るのか下位に居るのかで長さがかなり変わると言う話を聞いた事があります。
東京などの関東圏は基本的に学力は高い地域なので冬休みの始まりが24日か25日だったと思いますが、順位の低かった地域の冬休みの入りは28日からだったので、かなり扱いが非道いと言うか休みが少ない分はそれだけ授業をしていたと考えられるのです。
また、普通は何かしらの休みに入りそうな時期になって来ると、休みに入る前の数日間は給食も無くなり半日で帰ってくる日があったりもしますが、学力の全国順位の低い県だと終業式のある日まで給食があったりするので、いかに危機感を持って学習させているのかが分かると思うのです。
更に、全国順位の低いとある県では、学力の低下が止まらなくてどうしようも無い事から、どこかのタイミングで夏休みか冬休みを廃止しようと目論んでいる自治体があったりするそうなので、長い休みを楽しみにしている子供にとっては地獄の様な展開になってしまうかも知れないのです。
ただ、この子供の学力が低下しているのを食い止められないでいる県のその原因は、実は子供と言うよりは勉強を教えている先生の質が低下していると言う背景がある様です。
先生の質が低下していて子供に的確かつ分かりやすく勉強を教えられる人材がその学校に入って来ないと言う事が、子供の学力低下に繋がっている事を学校側が認識していなかったりしている場合が多そうです。
それに田舎の地域でよく言われている、のびのびと学習させている~の「のびのび」と言う部分は、都会であくせくとした環境で勉強しているさせている人から見るとちょっと良さげに見えますが、実際は学力の低い子に合わせて勉強を教えているので、もっと向上して行く可能性のある子どもの学力が伸ばし切れていないと言う現状があるのです。
と言う感じで、冬休みが短い地域の小中学生の休みが増える様に仕向けるには、小中学生全体が一念発起して学力を向上させる努力をして行かないと難しいと思います。