今年も年末年始、どこかの観光地で年越しを迎えようと言う人は多いと思います。
ちょっと離れた所に3000m級の山々の壁が立ちはだかっている様にそびえたっている所を見られる山間の街に来た人は、その光景に息を飲んでばかりいるそうです。
初めて来た観光地だと特に、ちょっとイイ感じのホテルや旅館に泊まりたくなってしまうのでそんな所を予約して来たり、その土地ならではの料理が食べたいので有名な美味しい料理店の席を予約してしまったりしている事と思います。
そうして色々準備したり予約したりしていると、いつの間にか旅行の費用がかなり大金になってしまっている事があるのですが、何故か旅行で使うお金が大金になって行っても特に心が痛まないと言うか苦痛を感じる人が少ない気がするのです。
所が、日々のスーパーでの食料品の買い物では、100円の値引きシールが付いているか付いていないかで買うかどうかを迷ったり渋ったりしてしまうので、あの時の旅行で大枚を結構使った金銭感覚は一体どこへ?と思わずには居られません。
スーパーでの買い物には10円100円の違いでも買うのを躊躇したりするのに、旅先での買い物や滞在費で数千~数万を上乗せして出費しても心が痛まないのには何か理由があると思うのです。
多分、旅行で散財しても心が痛まないのは、旅先の雰囲気が良かったりこの街が気に入ったとか何かしらの願望がそこに存在していて、そこにまた行きたいとか思ったりすると帰宅した後でその事を詳細に思い出したくて形に残るお土産を買ったりして、それがかなり高価な物だったりすると大きな出費になる訳です。
また、その旅先の思い出をおすそ分けしようと職場や親戚や友人にお土産をたくさん買ってしまうので、それでもかなりの出費になってしまうと思うのです。
しかしたくさん出費をしても、とても清々しい気分になれるので、ある意味旅行に出かけてそこで色々買い物したり泊まったり観光名所に出かけたりする行動は、ある意味精神安定剤の様な役目を担っているのかも知れませんね。
一方スーパーでの買い物では、少しでも安いお得な商品を買う事を目的にしているので、安くない商品を買わなければならない時にはかなりのストレスを感じてしまう事になるので、旅行とは真逆の心理状態になる出費と言う事になるでしょう。
日々の生活を維持するためするスーパーでの買い物では精神的な苦痛を感じて、時々出かける旅先では心の安寧を感じられる出費をする不思議は、多分もしかしたら永遠に解明されないかも知れません。