多分この世の多くの子供の皆様は、お年玉がどうして子供に配布されるのか?と言うか、お年玉が来る原理を知らないと思います。
基本的にと言うか根本的にと言うか、お年玉の配布は元々新年のお祝いにお酒を持ってきたりするのと同じ扱いで、家同士で金品を贈りあっていた事が起因している様ですが、現在は各家々の未来を担う子供に金品を渡す~と言った習わしに変化している様です。
元々の家同士の金品の贈りあいと言う面は廃れたように見えて実は水面下では未だに熾烈に繰り広げられている事を、子供の皆様に限らず大人の皆様の中も知らない人は多いと思うのです。
実はお年玉を、親戚のおじさんおばさんからたくさんもらった経験があると言う人は、そのおじさんおばさんにお年玉をもらった子供の両親が新年の贈り物的な物品を手渡しているからなので、決して無料でホイホイ現金が貰えている訳では無かったりするのです。
つまり、遠回しに正月の小遣いをおじさんおばさんから貰っている?と言う事になりますね。
おじさんおばさんにどれ位の金額の品が贈られているか分かりませんが、どこかの家同士では贈り物の豪華さに比例する様にお年玉の金額を変動させているそうなので、ある意味両親が親戚の人に何を配布しているのか?と言う点がお年玉の金額を決定している様です。
親戚同士であまり仲が良くない場合は、誰の家ではこんなのしか配ってなかった?とか腹の探り合いとか見栄の張るタイミングを計ったりする場合もあるそうなので、お年玉はある意味全然クリーンでは無いお金のやり取りなのかも知れませんね。
こんな感じで実は、お年玉のお金と言うのはドス黒い見栄だとかナントカが渦巻く世界から子供にもたらされるモノだと言う事を、出来れば早い段階で知っておいて欲しい気がします。
ただ近年は核家族化が進んできて、大きな本家に親類縁者が集って正月を祝う~なんて事はどこかのど田舎にでも行かないと見られない風物詩になっていると思うので、ドス黒い親戚間のやりとりでお年玉が貰えるわけでは無くなっていると思うのですが、お年玉をくれた人には何らかのプレゼント位は贈った方が、今後の関係を良好なモノにしてくれると思います。
と言う感じで、実はお年玉をもらえると言う事は奇跡的な事が重なっている事実をもう少し子供にも早めに知ってもらえると、将来お年玉を配る側になった時に困らないかも知れません。
日本ではあまり子供にお金の流れや回り方と教えるタイミングが無いですが、身近にお正月に大金を貰う機会であるお年玉が貰える仕組み位は、何らかの機会に知っておいて欲しいと思います。